空室のリスクを回避
空室のリスクを回避するためには、きちんとした戦略を立て、長期的な視点で対策することが重要です。
資産形成や相続税対策など賃貸ビルを持つ目的はさまざまです。
賃貸ビルは皆さんのそんな目的の達成にきっとお役に立つ事と思います。しかし、賃貸ビルが何もしなくても埋まっていくのは最初の5年間だけだと言われています。5年を過ぎて以降は、設備の老朽化や、次々に建築される新築物件、低金利を売り物にした分譲物件などとの競合で空室を埋めるのも苦労します。
そんな賃貸マンションを経営していく上で避けて通れない3大問題は 「敷金精算と現状復旧」、「空室」、「家賃の滞納」ではないでしょうか。 実はこの3つの問題は非常に密接に関係しています。
空室が長引いてしまう賃貸経営の場合
- 1,敷金でお部屋の原状回復リフォームが出来ないので、最低限の所だけを修理して次の募集をする
- 2,部屋が汚いので入居がなかなか決まらない
- 3,入居が決まらないので家賃を下げる
- 4,低額の家賃しか払えない入居者が集まってくる
- 5,元々あまり家賃が払えないので何かあれば即滞納者になる
- 6,家賃の滞納が起こるとビルの運営に支障をきたし、お金が回らなくなる
- 7,お金がないのでビルのリフォームにお金がかけれない
- 8,お金がないので汚い状態で募集する
このように負の連鎖が続きます。
しかし退去した後のリフォームがきちんとうまくいけば良い方行に連鎖して行きます。
健全な賃貸経営
- 1,きちんと考えたリフォームがしてある!
- 2,他の部屋との差別化のある入りたくなる部屋に仕上がる!
- 3,入居が決まりやすい!
- 4,家賃も下げずに済む!
- 5,ちゃんとした入居者が集まる!
- 6,滞納も起こらない!
- 7,ちゃんとした収支計画が立てれる為、計画的なビルのリフォームが出来る!
このように良い方向に連鎖して行きます。
『部屋が空いた時にどう行動するか』 が賃貸マンション経営の成否を分けます。
リスクを回避する為にはきちんと戦略を立て、長期的な視点でしっかりとした対策をとる事が肝心です。 これからは、きちんと考えて行動するオーナー様だけが、生き残る時代になってきたと思います。 しっかり考え、勉強しているオーナー様は多いけれど、実行しているオーナーとなるとその数はかなり減ります。
※相談無料(専門的なご相談で有料業務が生ずるときは、事前に見積り金額を提示します)、お気軽にご相談ください。